コンサル業界を目指す人必見〜フェルミ推定攻略編〜

今回は、フェルミ推定の攻略編をお届けします!!!

・フェルミ推定の対策の仕方ってどうしたらいいんだろう??

・フェルミ推定の対策をするにあたって、おすすめの参考書はないのか??

今回の記事は、こんな疑問をお持ちの就活生の悩みを解決できる記事になっています!!!

 

前回のブログで、

「コンサル業界を目指す人必見〜フェルミ推定で見られているポイント〜」という記事を書かせてらいました!

そこでは、

・フェルミ推定とは?

・フェルミ推定を選考に課す理由


・フェルミ推定で見られているポイント

 

 

について書かせていただきました。

 

 

こちらの記事を読んでいただければ、就活の面接でフェルミ推定が行われる理由がわかると思います٩( ‘ω’ )و

まだ読んでない方は、是非ご覧ください!!!!

 

そして、今回は、

 

・フェルミ推定の解き方(問題を解く上での考え方)

・フェルミ推定の勉強する上でのおすすめの参考書

 

 

を紹介していきます。

 

この記事を読むことで、フェルミ推定の対策法をマスターしていただけると嬉しい限りです😄

 


フェルミ推定の問題を解く上での考え方と解答法


フェルミ推定の問題を解く上での、考え方をみていきましょう!!!

そもそも、フェルミ推定とは、結果的に与えられた課題に対して、

 

・数字として解を求める問題

です。


つまり、数字で解を求めることができるとは、

四則演算(+-×÷のこと)を使って表せる形で推計可能ということです。

 

そのため、基本的に問題を解くにあたっては、

・四則演算の形を作れるように推論を進めていく

 

 

ことが重要になります!!!!

 

四則演算を作り、計算していくための手順を順に紹介します。


 

問われている問題のバリエーションを考える


まずは、出題されているフェルミ推定の問題が、どんなバリエーションのものなのかを

考えることが大切です。

フェルミ推定において、基本的に問われるバリエーションは以下の場合が多いです。

 

・人口のケース

・個人性質のケース

・世帯のケース

・面積のケース

・需要のケース

・それ以外のケース
 

それぞれのケースがどんなものかを紹介します。

 

・人口のケース


コンビニの数や中学校の数といった人口当たりでいくつあるかから考えていく問題。

 


・個人性質のケース


年間のスボンの売上や電子レンジの売上などの個人の性質(性別や年齢や職業など)から考えていく問題。

 


・世帯のケース


冷蔵庫の数や掃除機の数など1件の家や部屋当たりから考えていく問題。

 


・面積ケース


全校のマンホールの数など面積当たりにいくつあるかといった問題。

 

・需給ケース


都内を走るタクシーの数や日本の旅館の数など需要と供給が釣り合っているという前提から解ける問題。

 

・それ以外のケース


上記ケース以外の問題、たとえば飛行機の総重量はどのくらいかといった問題。

 



まずは、問題を見たときに、解こうとする問題がどのケースに該当するかを考えると

アプローチがしやすくなります٩( ‘ω’ )و


四則演算をするための式をざっくり作る(構造分解)


次に、最終的な答えを出すために用いる四則演算の式をざっくり作ります。

四則演算を行う式を作る際に、初めから細かい式を作る必要はありません。

まずは、

 

・最終的な答えを出すために、この値が求まれば答えが出る式を考える

 

を作れば良いです。

その式が出た後に、式の要素を分解していく流れでフェルミ推定は解いていきます!!

 

では、例をもとに考えましょう!!

ケース1:東京都の24時間営業スーパーの1日の売り上げはいくらか?


まずは、スーパーの一日の売り上げとはどんな式を立てれば求めることができるか

 

ざっくり考えます。

ざっくり考えると以下のようになります。

スーパーの売上  =   顧客(お客様)の人数 ✖️       一人当たりの平均価格
 

 

ケース2:家庭用トイレットペーパーの市場規模は?


まずは、トイレットペーパーの市場規模を求めるにはどんな式を立てれば良いか

ざっくり考えます。

ざっくり考えると以下のようになります。

トイレットペーパーの市場規模 =  単価 ✖️    年間の売上個数

 

 

ケース1とケース2で考えたようにこれぐらいざっくりした式で大丈夫です。

こういった式を考えた後に、式の要素を分解していきます。

ざっくり式の要素分解と仮説を立てる


次に、先ほどざっくり作成した式を要素分解し、仮説を立てていきます。

この段階をしっかり行うことで最終的により正確な値を求めることができるようになります。

前述の「ケース1:東京都の24時間営業スーパーの1日の売り上げはいくらか?」について考えてみます。

ざっくり式では、

 

スーパーの売上  =   顧客(お客様)の人数 ✖️       一人当たりの平均価格

 

 

このような式を求めました。

ここでは、この式の右辺の要素について分解して考えていきます。

では、まずは、「顧客(お客様)の人数」について考えましょう!!!

「顧客(お客様)の人数」


スーパーの顧客(お客様)の人数を求める際に、考えるべきことは何でしょうか??

 

スーパーによく行く方なら分かると思いますが、

スーパーの営業時間帯によって、来店される顧客の人数が違うというところがポイントです。

そのため、今回のような問題では、

「顧客(お客様)の人数」を繁忙期、通常期、閑散期に要素を分解して考えます。

 

・繁忙期:顧客が1番訪れる時間帯(ご飯を作るための食材を買いに最も顧客が訪れる時間帯)

・通常期:繁忙期と閑散期以外の時間帯

・閑散期:顧客が最も訪れない時間帯(主に夜中の時間帯)

 

こういった考え方より、それぞれの時間帯を決定します。

 

■繁忙期
11:00〜13:00
17:00〜19:00

■通常期
6:00〜11:00
13:00〜17:00
19:00〜0:00

■閑散期
0:00〜6:00
 

次に、それぞれの時間帯に1時間あたりどれぐらいの顧客がスーパーに訪れるのかの仮説を立てます。

この仮説は、自分自身の経験から決めるものです。

フェルミ推定の問題を繰り返し行うことでだんだんとより正確な値の仮説を立てれるようになります。

 

1時間あたりどれぐらいの顧客がスーパーに訪れるのかの仮説を以下のように立てます。

■繁忙期
250人

■通常期
125人

■閑散期
15人



これで、顧客人数については、要素分解、仮説立ての完了です。

 

次に、「一人当たりの平均価格」について考えましょう!!!

「一人当たりの平均価格」


「一人当たりの平均価格」についても、「顧客(お客様)の人数」同様に

繁忙期、通常期、閑散期に要素を分解して考えます。

自身のおおよその経験から以下のように仮説を立てます。

 

■繁忙期
2500円

■通常期
1500円

■閑散期
500円

これで、一人当たりの平均価格については、要素分解、仮説立ての完了です。

 

以上より、ざっくり式が以下のように要素分解されたことが分かります。

 


スーパーの売上  =   繁忙期の顧客(お客様)の人数 ✖️       繁忙期の一人当たりの平均価格
                 
                           +                           
             通常期の顧客(お客様)の人数 ✖️       通常期の一人当たりの平均価格 

                           +                           
             閑散期の顧客(お客様)の人数 ✖️       閑散期の一人当たりの平均価格 

 

あとは上記の式に自身の仮説より最終的な値を計算するだけです。

要素分解式と仮説から計算をし、最終的な解を求める


最後に、要素分解式と仮説から計算をし、最終的な解を求めます。

 

■要素分解式

スーパーの売上  =   繁忙期の顧客(お客様)の人数 ✖️       繁忙期の一人当たりの平均価格
                 
                           +                           
             通常期の顧客(お客様)の人数 ✖️       通常期の一人当たりの平均価格 

                           +                           
             閑散期の顧客(お客様)の人数 ✖️       閑散期の一人当たりの平均価格 

 

■仮説

〜それぞれの期にどれぐらいの顧客がスーパーに訪れるのかの仮説〜

■繁忙期
250人✖️4時間

■通常期
125人✖️14時間

■閑散期
15人✖️6時間
 
〜一人当たりの平均価格の仮説〜

■繁忙期
2500円

■通常期
1500円

■閑散期
500円

 

以上より計算すると、

スーパーの売上= 250人✖️4時間✖️2500円 + 125人✖️14時間✖️1500円 + 15人✖️6時間✖️500円 
         =2500000円 + 2625000円 + 45000円
 
       =5129500円(最終的な解)
 
上記のように、「東京都の24時間営業スーパーの1日の売り上げはいくらか?」を求めることができました。
 

 
どうだったでしょうか??
 
フェルミ推定の問題を解く上での考え方・解答法を理解できたでしょうか??
 
少しでも理解出来てくれたら嬉しい限りです。
 
しかし、フェルミ推定というものは問題をたくさん解くという経験を積むことが非常に重要になります。
 
そのため、毎日一問でも良いので、フェルミ推定の問題を解くことをおすすめします。
 
フェルミ推定の問題を解くにあたって、おすすめの参考書を紹介しておきます。
 

フェルミ推定を解く際に使用して欲しい参考書



(1)現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート 「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解 [ 東大ケーススタディ研究会 ]

フェルミ推定の対策本として最も有名な本です。

難しいというイメージが強いフェルミ推定をパターンに分け、解き方を詳しく解説しています。

解説しているのは多数のフェルミ推定問題を解き、外資系企業に内定している東大生たちです。

そのため、就活生の目線に合わせてわかりやすく解説されています。

例題が30問と豊富に収録されているので、さまざまなパターンのフェルミ推定に慣れることが可能です。

 

 

(2)戦略コンサルティング・ファームの面接試験 難関突破のための傾向と対策 [ マーク・P.コゼンティーノ ]

この本ではフェルミ推定のみならず、その他のケース面接問題のポイントがまとめられた

コンサル対策の総合書です。非常にレベルが高いので、初心者には内容が難しいかもしれませんが、

少し力がついてきたという方、難関コンサル業界を目指す方には最適な本です。

 

(3)過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題 [ 大石哲之 ]

コンサルタント会社の面接対策として非常に評価の高い対策本です。

コンサルティング会社に内定を果たした就活生がこの本を使用しています。

内容としては、フェルミ推定だけでなく、他のケース問題も収録されています。

説明は簡潔で、考え方のプロセスがわかりやすい点も好評です。

ただし、フェルミ推定に限れば問題数が10問のみなので、問題数が足りないと思う方は、

現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート 「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解 [ 東大ケーススタディ研究会 ]

と合わせて対策をすることをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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